【レビュー】ナイキ創業者の自伝『SHOE DOG』は全日本人に読んで欲しい名著

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竹内です。

今回は2017年に日米で絶賛された
『SHOE DOG(シュードッグ)』という本を
レビューしていきます。

先に言っときますけどこれ、
めっちゃいい本でオススメです!

日本人なら、全員が一度は読んだほうがいい。

それくらいの本だと感じましたね。


SHOE DOG(シュードッグ)

この本は世界的なシューズメーカー、
NIKE(ナイキ)の創業者の自伝です。

ジャンルとしてはビジネス書なんですが、
ビジネス書の類いが嫌いな人でも、これは全然読めます。

というのも、ビジネス書とか、
経営者が書いた自伝にありがちな

「俺はこんなにすごいことやったんだぜ!」
「ここでこんな発想でピンチを乗り切ったんだぜ!(ドヤ!」

といった、鼻につく部分が全然ないんですよ。

NIKE創業者であり著者のフィル・ナイト(名前がかっこよすぎる…)が
NIKEを世界的な企業に押し上げるまでの過程は全然スマートじゃありません。

読めば分かりますが、むしろフィル・ナイトは
世間的には「臆病者」に分類されるんじゃないかと。

日本の会社に信用してもらうために、
存在しない会社をあるとハッタリを言って
取引を成立させようとしたり。

社員に異動してもらう必要があるのに
なかなかそれを言い出せずにズルズルと
時間を浪費してしまったり。

起業家って行動力があって、
臆せずガンガン進むってイメージを
抱かれることも多いんですけど、
この本からはそれがあまり感じられない。

そして面白いのは、各章立てが
年表形式になっていることです。

フィル・ナイトが事業をスタートさせる
1962年から、上場するまでの1980年まで、
毎年起こったことが生々しく書かれてます。

これが一般的な成功哲学本とか
経営者の自伝だと、嫌な年とかは
「無かったこと」にされることが多いです笑

でも、この本ではカッコつけずに、
窮地に陥ったところなども赤裸々に書かれてます。

あとですね、知る人ぞ知るなんですが、
ナイキは日本と切っても切れない関係性なんですね。

そもそも創業者のフィル・ナイトは、
日本の靴メーカーの代理店から事業をスタートさせてます。

そのメーカーの名前は「オニツカタイガー」。

今は「アシックス(asics)」というブランドで、
日本でもっとも大きい靴メーカーの1つですね。

フィル・ナイトが創業した当初、
世界のスニーカー市場は2大巨塔である
アディダスとプーマが牛耳っていました。

そんな中、フィル・ナイトは
オニツカタイガーと出会い、そのあまりの
軽さなど、性能に惚れ込みます。

NIKEの前身であるブルーリボン社は、
オニツカタイガーの代理店として
事業をスタートさせるんです。

ネットビジネスで言うところの
アフィリエイターみたいなもんです。

まあそりゃそうですよね。

いきなりゼロからオリジナルの靴を
作ろうとするのはあまりに非効率ですし。

すでに出来上がっている
素晴らしいものを代わりに売る方が、
ハードルも低いしリスクも小さい。

いきなり大きなことをやろうとしたんじゃなくて、
できることから始めるのは起業の鉄板です。

こうしてフィル・ナイトと日本の靴メーカー、
オニツカタイガーとの関係性がスタートします。

で、ついに起業をスタートさせたわけですが、
その環境は決して恵まれていたわけじゃありません。

そもそもフィル・ナイトのお父さんは、
弁護士をしていて、世間体を気にする、
「ザ・ガンコ親父」みたいな人でした。

ナイトが靴を売ろうと言っても、
父親は断固反対します。
(これ、あるあるですよね)

そもそもフィル・ナイトは
当時としてはエリート家系に生まれ育ってます。

大学はスタンフォード大学ですし、
そこでMBA(経営学修士)も取得しています。

「東のハーバード、西のスタンフォード大学」

と言われるくらいスタンフォード大学は名門です。

規模もレベルも全然違いますが、
日本でいう「東大、京大」みたいなものだと
言えばイメージしやすいかな。

ナイトの周りの同級生は、
卒業後は投資銀行などに就職していきます。

アメリカは日本に比べて
「起業家精神」があると思われがちですが、
当時のアメリカは全然そんなことありません。

むしろ、本の中でもでてきますが、
ナイトの事業を支援していたのは、
アメリカよりも日本企業でした。

最初にナイトに手を差し伸べた
オニツカタイガーは大企業でした。

大企業が外国から来た無名の若者に
手を差し伸べていたんですよ。

極力リスクを取りたがらない、
今の日本全体の風潮からすると、
信じられないことです。

で、あとの方でナイキがピンチに
立たされた時に救いの手を差し伸べたのは、
日本の総合商社である日商岩井でした。
(今は統合して「双日」になってますね)

フィル・ナイト曰く、当時のアメリカは
「出る杭は打たれる風潮があった」とか。

これ、今の日本で強く感じますが、
日本も1960年〜1970年当時は
「挑戦」を評価する風潮は強かったんです。

僕はネットビジネスで起業するための
支援をしているんですが、

「日本人には起業の文化が無い」

という言葉を聞くことが多いです。

でも、歴史をちょっと紐解けば、
そんなのは嘘だとすぐに分かります。

まあ詳しくはこの本に書かれてますが、
全体の3分の1くらいは日本のことが
書かれてるんです。

フィル・ナイトやNIKEは、
日本とめっちゃ関係深いので、
その点でも親近感湧くはずです。

ちなみに、アメリカにあるNIKE本社には、
会社のピンチを救ってくれた日商岩井の名を冠した
「日商岩井ガーデン」があります。

アメリカのナイキ本社にある日商岩井ガーデン。四季折々の風景を楽しめる庭園。

NIKEの企業理念にもなっていて、
NIKEを語る上で切り離せないのは
「革新性」や「変化」という言葉。

ナイキは世界を代表する
シューズメーカーになった後も、
「変化」や「革新」を求め続けます。

日本でもっとも有名な靴の販売店、
ABCマートでも、一番の売れ筋は
アディダスかナイキだそうです。

個人的には、
「安定」のアディダスと、
「変化」のナイキってイメージですね。

実際、NIKEは僕が大好きな
Appleとも「Apple Watch」などで
コラボしたりしていますしね。

「安定」のMicrosoftと、
「変化」のApple。

adidasとNIKEの関係は、
この2社の関係と被る感じがします。

ちなみに、NIKEが上場した1980年は、
Appleが同じ株価で上場を果たした年でもあります。

この時は、AppleがNIKEと
コラボするなんて、誰も思わなかっただろうな。

なんというか、、数奇な縁を感じますね。

というより、見ている方向が同じ者同士は、
やがて引かれ合う運命になっているんでしょうね。

この本、ボリュームがすごくて、
ページ数は600ページ近くあります。

でも、まるで小説読んでるかのように
スラスラ読むことができるんです。

なので、普段本を読む習慣がない、
本を読むのが苦手なひとでも、
文句なしにオススメできます。

何より、これ読んだらもう
スニーカーはNIKE以外履きたいと
思わなくなりますね。笑

少なくとも僕は、スニーカーコーナー行ったら
NIKEに偏った愛着を抱く自信がありますw

僕がこの本を一言で表すとしたら、
「一歩を踏み出せない人の背中を押してくれる本」ですね。

全くカッコつけない、むしろかっこ悪い。

認めてほしかった父親には認められない、
常に迷い、悩み、苦しみながら前に進む。

そうして一歩一歩進むナイトの背中から、
とても勇気がもらえるはずです。

上から目線で「行動しろよ!」と叫ぶのではなく、
自分と同じ目線で「こんなことがあったんだよ」と
笑いながら語りかけてくれる感じ。

世界を代表する大富豪の2人、
ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットが

「2017年で一番の本」

だと推薦までしています。

ビル・ゲイツは言わずとしれた
マイクロソフトの創業者で、
世界的に有名な大富豪。

ウォーレンバフェットも
世界でもっとも尊敬されている投資家です。

この本の中で、フィル・ナイトは
何度も資金繰りの危機にぶつかります。

でも、現代はビジネスを始めるための土壌が
この当時とは比較にならないほど恵まれてます。

それこそ、ネットビジネスなら
店舗も商品もいらずに始められますし。

資金集めにしても、クラウドファンディングなど
銀行以外からもお金を集める手段がどんどんでてきてます。

ただ皮肉にも、起業する環境が整うほど、
「安定志向」が強くなり、今までどおりの
大企業に入ろうとする人は増えてる気がします。

選択肢がたくさんあると、
人って迷うんですよね。

で、迷った人間の大多数は、
「現状維持」の選択肢を選ぶ傾向があります。

でも、現状維持は未来を何も保証してくれません。

今まで大丈夫だったから、
これからも安心だと考えたい人は多いですが、
今後そういう人はどんどんピンチになっていきます。

それは下の銀行の記事でも伝えたとおり。
→銀行の記事へのリンク

著者のフィル・ナイトは、
何か明確な夢や名声を得たいと思って
ビジネスを始めた人じゃありません。

ただ、偶然見つけた靴を
たくさんの人に届けたかった。

そんな小さな想いから始めてるんです。

起業とかビジネスって聞くと、
身構えちゃう人も多いんですが、
そんな大それたことじゃないんですよ。

小さくたっていいじゃないですか。

それこそフィル・ナイトのように、
最初は他で本業のビジネスをしながら、
副業として始めても全然良いです。

フィル・ナイトは最初、靴の事業だけじゃ
生活できないので、大学の講師したり、
会計会社で働きながら生計立ててました。

不格好でいいんです。

小さくたっていいんです。

ただ、自分の中の抑えられない
「想い」に正直になる。

僕もそうですが、きっかけなんてそんなもんです。

想いさえ湧き出てくれば、
やり方は調べればいくらでも出てきます。

僕のメルマガでもやり方については
解説してるので、興味あれば購読ください。
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というわけで、一歩を踏み出せない、
「自分なんて」と迷っている人に、
ぜひオススメしたい本なので良かったらどうぞ。


SHOE DOG(シュードッグ)

竹内

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僕は作文で一文字も書けないくらいの文章オンチでした。

そして、きついこと、つらいこと、続けること、厳しいこと、
ありとあらゆる困難から逃げてきた「ヘタレ」でした。


一浪してやっと立教大学に入るも、
大学では体育会応援団リーダー部の活動で
授業をサボりまくり、2年間留年しました。


そんな僕でも、立教大学卒業後、
起業して2年間で10億円以上の売り上げを
文章だけで叩き出すことができました。


一度も会ったことがない人にも、
50万〜100万のサービスがバンバン売れました。


文章だけで一度も会ったことがない女性を
落とした経験もあります笑


ちょっと意味わからないですよね?


でも、僕に何か特殊能力があったわけではありません。


ただ、「ある人との出会い」と「普通に生きてたら知れない情報」を知ることで、
僕は2年という短期間で生まれ変わったかのように、人生を変えることができました。


結局、「知ってるか知らないか」なんですよね。
能力や才能やセンスではなく。



でも、それは普通にネットを検索しても出てきません。


本当に人生にインパクトを与えるような情報って、
無料の検索手段使ったくらいじゃ、手に入らないんです。


でも、ちゃんとした「人との出会い」があれば、
誰でも手に入れることができるし、「知るだけ」で
いま何歳だろうと、誰にでも習得できることなんです。


「普通の人が知らないこと」を知るだけ。
それだけで、僕は自信もお金も人脈も全て手に入れることができました。



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