竹内です。
今回は非常に面白い本があったので、
ここで内容を初回したいと思います。
それがこちら。
ぼくらの仮説が世界をつくる
著者の佐渡島庸平さんはかつて、
講談社で漫画の編集者を務めた方で、
現在は独立して、作家さんのエージェント会社の経営者をしています。
佐渡島さんの手がけた作品、著者を見てみると
『ドラゴン桜』
『エンゼルバンク』
『インベスターZ』(いずれも作者、三田紀房さん)
『働きマン』(安野モヨコさん)
『宇宙兄弟』(小山宙哉さん)
『バガボンド』(井上雄彦さん)
漫画以外にも
『モダンタイムズ』(伊坂幸太郎さん、推理小説家)
『空腹を満たしなさい』(平野啓一郎さん、芥川賞作家)
などの小説も手がけた、大ヒットメーカーです。
そんな佐渡島さんの著書、
『ぼくらの仮説が世界をつくる』を読んでいて、
まさにその通り!」と唸った箇所がありました。
それが、「面白いコンテンツの定義が変わりつつある」という箇所。
佐渡島さんが講談社に入社した頃は、
「質の高い漫画」を作ろうと努力していたそうです。
漫画であれば、
登場人物や背景などが綺麗で
絵が上手いもの、でしょうか。
しかし、いつの頃からか、
それでは売れない時代になってきた。
プロの作家が練りに練った文章よりも、
SNSで友達や知人が投稿したくだらない文章の方が、
いろんな人に読まれ、ウケる時代。
昔は「ヴィジュアル」や「歌唱力」が
売れる、売れないを決めていたのが、
今ではルックスはそこそこ、歌もお世辞にも
上手いと言えない歌手やアイドルの方が売れていますよね。
AKB48、ももクロ、SMAPなど。
世の中を見渡せば、彼ら彼女らよりも
歌が上手い、かっこいい、かわいいタレントはたくさんいます。
しかし、彼らの方が支持を集める。
これはどういうことなのか?
一言で言ってしまうと、
面白さの基準が
以前=コンテンツの「質」
だったものが
現在=コンテンツの「質」×親近感
という「かけ算」の時代になっている。
例えば、有名料理店のプロが作った料理と、
素人のお母さんが作った料理を比べてみましょう。
日本語にも「おふくろの味」なんて言葉がありますね。
「やっぱり、お母さんが作ってくれた料理が一番美味しい」
なんて久しぶりに実家に帰省したりすると、
感じた経験は多くの人があるはずです。
これは何が起こっているかと言うと、
「おふくろの味」は「親近感」が高いんですよね。
有名料理店の料理
=料理の味(=質)90点×親近感10点
=900点
に対して
おふくろの味
=料理の味(=質)30点×親近感100点
=3000点
と、圧倒的な補正がかかるんですね。
AKBグループなんかも、
この辺の親近感を理解しているからか、
たくみな戦略を取っています。
篠田麻里子さんがAKBに入る前、
秋葉原のAKB劇場のアルバイトだった
ストーリーなんかは、ファンじゃない
僕でも知ってるくらい馴染み(=親近感)があります。
あるいは昨年解散宣言をしてから
実際に解散するまで、数々の社会現象を
巻き起こした国民的アイドルグループ、
SMAPも同様。
中居正広(司会、歌下手、まとめ役)
木村拓哉(超イケメン、クール、ドラマの主演)
稲垣吾郎(ドラマの名脇役、ダンディ)
草なぎ剛(チョナンカン、韓国語堪能、演技に定評あり)
香取慎吾(末っ子キャラ、笑顔、かわいい)
それぞれの「個性」が際立っていて、
カッコつけない、「完璧」でないところに
とても「親近感」がある。
彼らが
「もっと歌上手くなろう」
「アイドルなんだから、カッコつけたい」
「バラエティなんか出たくない、ダサい」
なんてこと言いだしてたら、
絶対にあそこまで人気アーティストには
ならなかったでしょう。
「質」を高めることにそこまでフォーカスせず、
あくまでファンとの「距離感」を大切にした。
AV女優とかもそうです。
僕が小学生だった頃、
1990年代とかの頃って、
AV女優のルックス、ヴィジュアルは
「残念」な人が多かった。
AV女優=顔面が少々劣化してるB級美人がなるもの
と言う時代だったんですね。
それが今や、女優顔負けの美人が
雨後のタケノコのように乱立してます。
(整形してるとかどうかは別として)
つまり、AV女優だって、
「かわいい(=質が高い)」だけじゃ売れない。
現在のコンテンツの良さは
質×親近感
のかけ算です。
「質」を高めるのは、ある程度のところで頭打ちがきます。
0点の人を30点にするのは簡単ですが、
90点の人を100点にするのはかなり難しい。
点数の差で言えばたった10点です。
しかし、どんなに勉強してもケアレスミスなどすれば、
95点になり、たった5点しか上がらない。
対して、「親近感」の方は、
やり方次第で簡単に上がります。
ポイントは、いかにファンとの
「親近感」を高められるかどうかです。
「個性」を出す、とも言い換えられます。
正直、無個性な人とかモノ、世の中に多すぎません?笑
・ありふれたラーメン屋、レストラン
・wikipediaみたいな、他のサイトと書いてること対して変わらないサイト
・「面接マニュアル」で覚えたことをひたすら喋る就活生
自分が逆の立場になればわかりますが、
そんなものに「親近感」感じるわけない笑
ラーメン屋で言えば、
「美味いラーメン作れば客が必ず来る」
と思ってるお店が多すぎる。
ぶっちゃけ、そんな「質」を高める努力は、
報われない可能性の方が高いんです。
「ラーメン激戦区」と言われる東京でも、
勝ち残ってるラーメン屋はやっぱり「個性」があり、
そこに「親近感」を覚える人が多い。
・ラーメン二郎
・蒙古タンメン中本
・家系ラーメン
この辺は分かりやすいですね。
ネットビジネスの世界でもそうです。
ネットビジネスで
「稼ぐ方法教えます!」
と言ってる人たちって、
「いくら稼げるか」
「いかに簡単か」
「どれだけすぐに稼げるか(=即金性)」
ばかり訴えてますけどね…
それだと、
「もっと稼げる」「もっと簡単」「もっと早く稼げる」
そんなライバルが現れた時点で、
根こそぎそっちに人は流れますからね。。
正直、僕よりも稼いでいる人は
ネット上にはたくさんいます。
僕よりも頭がいい人もいます。
それでも、その人たちではなく、
僕についてきてくれる人がいます。
そこは「理屈」じゃないんですよね。
「感情」の部分です。
僕は「いかに稼げるか」も謳ってますが、
それ以外の話題もたくさん提供しています。
「いかに稼げるか」だけを謳ってる乗って、
人間的に「薄い」気もしますし。
昨年。DeNAのキュレーションサイト、
WELQが大量のリライト記事をあげていて、
それが炎上する事件がありましたが。
あんなのはもってのほかです。
質×親近感
で言うところの、「質」も低い。
リライトした記事だから、
そこに「個性」もない(=親近感が感じられない)。
大企業ならではの「金」と「人員」を総動員して、
ちからわざで誤魔化そうとしたから、
社会から制裁を受けたんですね。
もうそう言う時代じゃないんです。
これからはいかに
質×親近感
のうち、質なんてそこそこ、
合格点が取れるくらいでいいんですよ。
60点くらいでいいんです。
さすがに0点とか3点とかだとマズいですけどw
それよりも、
どうしたら「親近感」を持ってもらえるか?
を高められるかが勝負です。
それができれば、
他の優れたもの(質の高いもの)より
圧倒的に優位な立場に立てます。
お金がなくても、です。
弱者が生き残る道は、これしかありません。
いえ、これができれば、もはや弱者ではありません。
(AKBやももクロは、ザコではないですよねもはや)
実力のある「弱者」を
個性のある「強者」が圧倒する時代が来ています。
ぜひ、一緒に価値の高いコンテンツを生み出し、
世の中に届けていきましょう。
竹内
追伸
ちなみに、佐渡島さんの本はこちら。
ぼくらの仮説が世界をつくる
正直、一度じゃ理解しきれないと思うので、
何度も読み返すことをオススメします。
僕はすでに5回読みました。
今年中に、最低でも10回は読み返す予定です。
いい本は何度も読み返すことで
血肉になりますからね。
あと、佐渡島さんは灘高校→東京大学と
学歴的には最高峰のルートを辿ってるだけあり、
思考力がずば抜けてますね。
灘高校に関しては、過去に動画を撮りました。
なぜ灘高校が毎年、あれだけ東大、京大に合格者を
輩出できるかが、これ観れば分かるようになってます。
灘高校に関しては過去に記事を書いてます。以下から読めます。
日本最強の進学校、灘高校の指導法はビジネスにも通じる最高の形式
それと、佐渡島さんが手がけた本のレビュー記事も
過去に書いたので以下からどうぞ。
【感想】マンガ『インべスターZ』は「稼げる人」「稼げない人」の違いを全て教えてくれる
【感想】漫画『エンゼルバンク』から転職以上に大切なことを教わった
=================================
僕は作文で一文字も書けないくらいの文章オンチでした。
そして、きついこと、つらいこと、続けること、厳しいこと、
ありとあらゆる困難から逃げてきた「ヘタレ」でした。
一浪してやっと立教大学に入るも、
大学では体育会応援団リーダー部の活動で
授業をサボりまくり、2年間留年しました。
そんな僕でも、立教大学卒業後、
起業して2年間で10億円以上の売り上げを
文章だけで叩き出すことができました。
一度も会ったことがない人にも、
50万〜100万のサービスがバンバン売れました。
文章だけで一度も会ったことがない女性を
落とした経験もあります笑
ちょっと意味わからないですよね?
でも、僕に何か特殊能力があったわけではありません。
ただ、「ある人との出会い」と「普通に生きてたら知れない情報」を知ることで、
僕は2年という短期間で生まれ変わったかのように、人生を変えることができました。
結局、「知ってるか知らないか」なんですよね。
能力や才能やセンスではなく。
でも、それは普通にネットを検索しても出てきません。
本当に人生にインパクトを与えるような情報って、
無料の検索手段使ったくらいじゃ、手に入らないんです。
でも、ちゃんとした「人との出会い」があれば、
誰でも手に入れることができるし、「知るだけ」で
いま何歳だろうと、誰にでも習得できることなんです。
「普通の人が知らないこと」を知るだけ。
それだけで、僕は自信もお金も人脈も全て手に入れることができました。
以下のリンクから、僕がいったいどうやって
自信、お金、人脈ゼロの状態から今のステージまで
引きあがることができたのか?それを全て無料で公開しています。
2年で10億稼いだ竹内秀敏の人生逆転ストーリー
=================================