近畿大学日本一の背景に、弱者が強者を逆転する秘訣が詰まっている件

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竹内です。

 

もうずっと長いこと

 

日本大学(学生数日本一)
早稲田大学(慶應と並ぶ私立大学最高峰の一角)
明治大学(政治家を多数輩出、ラグビーの名門)

 

という首都圏の大学がその座を守っていた
受験生からの「志願者数日本一」の座を
奪った大学があります。

 

それが大阪府、東大阪市に位置する
関西圏の私立大学、近畿大学なんですが、
この大学、すごいんです。

 

受験での偏差値自体は、
正直高くありません。
(医学部とかを除けば50前後)

 

在学生の3割くらいは、
別の大学の滑り止めとして受けていたような大学です。

 

そんな近畿大学ですが、
2007年時点では、志願者数全国10位くらいでしたが、

 

ここ10年でかなり戦略的に広報活動を進めて、
ついに2014年、日本一の座を奪還します。

 

そこから3年連続、日本一の座を渡してません。

 

最近だと

 

2015年3月の卒業式に実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)を招いた
感動的なスピーチSNSで拡散され、youtubeで100万再生を突破。

 

モーニング娘。の生みの親であり、
カリスマプロデューサーである
「つんく♂」に入学式をプロデュース依頼。

 

など、斬新な試みをたくさんしています。

 

ただ、それらは近畿大学が志願者日本一になった
戦略のパズルのピースの1つにすぎません。

 

彼らはもっと大きな戦略を描き、
それが見事にハマったので、日本一になったんです。

 

今回は、そんな”弱者”であったはずの近畿大学が、
いかにして名だたるブランド大学を押しのけて
日本一になったのか、その秘訣を解剖していきます。

 

知名度も伝統もない圧倒的弱者が強者に勝つ唯一の方法

 

それは、「一点突破主義」です。

 

特にここ数年、公務員が学生の就職先
人気ランキングをグイグイあげているが顕著で、
学生の「安定志向」が強まっています。

 

すると、学生は必然的に

 

「なるべく知名度のある(=世間的に評価の高い)大学に行きたい!」

 

という欲が高まります。

 

たまに電車の広告とかで、
就職率の高さを売りにした広告を出す
そこまでメジャーじゃない大学がありますが、
学生はそkまでバカじゃありません。

 

なんだかんだ、有名どころの方が
はるかに就職には有利なことくらい知ってます。

 

なので、そこをいくら打ち出したところで、
学生はうんともすんともなびきません。

 

近畿大学は「偏差値」や「就職率」など、
他の大学と同一直線上では勝負しませんでした。

 

近畿大学はまず、他の大学にはない、
自分たちだけの「強み」を冷静に分析しました。

 

ブランドが確立してない弱者が
ブランドを確立するために最初にやるべきは
自分たちが「何もの」と認識されているか、です。

 

要は「私たちはこんな団体だよ!」ってことを
ちゃんとわかりやすく伝えるってことですね。

 

近畿大学の場合、建学の精神が
「実学教育」でした。

 

「実学」は「座学」の反対語です。

 

つまり

 

座学:机の前で勉強する、実践向きではなく学ぶことそれ自体が目的の学問
実学:現実の生活、ビジネスに落とし込むことを目的とした学問

 

という違いがあります。

 

ちなみに、ここからズレたことを
いくら発信しても、ブランド化はできません。

 

例えば、iphoneやMacで有名なAppleが
儲かりそうだ型と言って

 

「Appleが100円ストアを開きます!」

 

なんてこと言ったら、Apple信者はドン引きですよね?

 

おそらく、多くの人がiphoneを速攻で解約して、
androidに乗り換えるんじゃないかと予想できます笑

 

アップルの理念は「Think differrent」

 

つまり、「他かやらない、革新的なことをやる」こと、
そこにみんなワクワクしているから、あれだけ
Macやiphoneの新製品発表日に世界中が熱狂するわけです。

 

つまり、そのひとのメッセージの「中心、軸、コア」に沿って、
メッセージや企画を打ち出すんです。

 

企業であれば「企業理念」
学校であれば「建学ん精神」
人であれば「哲学」「理念」

 

からブレたことやっちゃダメなんです。

 

「ブランド」というのは「一貫性」で作られます。

 

だから、近畿大学が

 

「実業家」である堀江貴文さんを卒業式に招くこと

 

「ビジネスプロデューサー」であるつんく♂さんに
入学式をプロデュースしてもらうこと

 

なんかは、「実学教育」に
反してないからOKなんです。

 

近畿大学が斬新なことやってるからって

 

「うちも大胆で派手なことやろう!」

 

なんて他の大学が考えても、上手くいきません。

 

表面的な「猿真似」は、必ず失敗します。

 

最初は注目されるかもしれませんが、
決して「ブランド」は作れません。

 

「一発屋芸人」みたく終わるのがオチです。

 

大学の建学の精神である
「実学教育」という「軸、中心、コア」はブラさずに、
手段にはこだわらない。

 

そこから近畿大学は、これまでの大学運営の
「常識」にとらわれない手法を次々に打ち出していきます。

 

「紙」の入学願書を廃止して、全国で初めてWEB出願に切り替える。

 

養殖したマグロを使った、
全国初の大学直営のマグロ専門店を大阪、東京にオープン。

 

つんく♂プロデュースによる、
近畿大学初の在学生で結成された
アイドルグループ、「KINDAI GIRLS」の結成。

 

など、それらは既存の常識に染まった人たちから
反発を受けながらも、話題性が高いのでネットで拡散されていきます。

 

そして、大学のポスターもそれまでの
全く印象に残らないものから、
斬新なものに差し替えます。

 

以下、近畿大学が実際に駅構内などに
掲載した広告の一覧です。

 

 

 

 

 

 

どれも「攻めた広告」として
SNSを中心に拡散されました。

 

コスト(広告費)をかけずに、
2倍、3倍の拡散に成功したんです。

 

しかし、何度も言いますが
奇をてらった「攻めた」広告打てば
SNSで拡散されて注目される、なんてことはありません。

 

斬新さ
派手さ
奇抜さ

 

なんてのは「化粧」みたいなものです。

 

どんなに化粧で取り繕ったところで、
中身スッカラカンの女はモテません。

 

中心にある「実学教育」という
建学の精神はブラしちゃダメなんです。

 

その点、私立最高峰の一角である
慶應義塾大学も上手いと思ってます。

 

慶應義塾大学の建学の精神は知らなくても、

 

慶應といえば「福沢諭吉」

福沢諭吉といえば「学問のすすめ」?

なんか勉強に励むとか、そんな感じ?

 

みたいに、慶應のことよく知らなくても
なんとなくイメージできますよね?

 

それくらい、
「福沢諭吉」「学問のすすめ」「勉強大事」っていう
慶應義塾の創立の精神みたいなものが、根付いてる証拠です。

 

その点、僕の母校である
立教大学は本当にもったいない、と思います。

 

立教大学の建学の精神は
「自由の学府」なんですが、
在学生でそれを知ってる人はほとんどいません。
(ましてや学外の人だと絶対にわかりません)

 

そして、これは僕だけじゃないと思いますが、
「立教=自由」だなんて、ほぼ誰も感じてないと思います笑

 

だって、授業の出席判定は厳しいわ、
留年しそうになって教授に嘆願しに行っても、
容赦なく「不可」=留年決定通知を叩きつけてきますからね。

 

まあ、それは自業自得といえばそうなんすけど、
立教が他の大学と比較して、何が「自由」かと
聞かれても、在学生で答えられる人ほぼいないです。

 

今はまだかろうじて「ブランド校」のポジション守れてますけど、
これから少子化が進んで入学者数が減っていったら、
こういう中途半端に上手くやれてる大学が、一番慌てふためくでしょう。

 

なんとなく上手く行ってる時って、
誰も「危機意識」ないですからね。。。

 

ちなみに、僕が立教大学を再建する依頼を受けたら、
講義内容は全部「オンライン配信」にしますね。

 

学生はネットが繋がる環境なら、
いつでも好きな場所で好きな時間に講義が受けられる。

 

授業中に寝てて内容聞いてなかった、
みたいなこともなくなります。

 

「そんなことしたら、学生が勉強しなくなる!」

 

なんて反論がありそうですが、
授業は「発表」「ディスカッション」「ワーク」の場にすればいいんです。

 

その方が学生も単位取るために笑、
積極的に考えて、発言するようになりますし、
ただお経のような教授の話メモるだけより
数千倍有意義な時間になるはずです。

 

教授からしても、毎年何度も同じ授業する手間が省けます。

 

授業しても学生がほとんど寝てたら、
気分も悪くなりそうですが、カメラの前で
授業すれば、それもなくなります。

 

というか、この授業形式は「反転授業」と言って、
アメリカではどんどん採用してる学校が増えてる授業形態です。

 

だって、知識をインプットするだけなら、
リアルである必要はもう全くないですからね。

 

映像授業なら、倍速で視聴すれば、
時間だって半分で済みますし、
分からなければ巻き戻すこともできます。

 

映像授業は出てきた当初、
既得権益層から批判もされましたが、
結果それを前面に押し出した予備校、
東進ハイスクールは今や日本一の大学合格実績を誇ります。

 

それまで難攻不落と言われた
代々木ゼミナール、河合塾、駿台予備校の三大予備校に、
見事「第四勢力」として参入し、打ち勝ったのです。

 

これだって、東進ハイスクールが
代ゼミ、河合塾、駿台を真似して

 

「ウチも大教室構えて、いい講師揃えるぞ!」

 

みたいな戦略立ててたら、
絶対に上手くいかなかったはずです。

 

東進独自の強みである
「映像授業による合理的な教育」を推し進めて、
結果として三巨頭に打ち勝ち、予備校業界に金字塔を立てたのです。

 

授業はあくまで「生」で、教室でやるべきだ

 

大学らしい「広告」でなければいけない

 

なんて、手段にこだわってるうちは、
手段を選ばない勢力に必ず負けます。

 

「理念(ゴール、最終的に目指すもの)」

 

さえブラさなければいいんです。

 

そこさえ見失わなければ、必ず勝ちあがれるし、
そこからズレたことやれば、長期的に必ず見放されます。
(Appleがジョブズ亡き後、革新的なことやらなくなって、段々客離れ起こしてるように)

 

ちなみに、僕は立教大学の体育会応援団に所属していたんですが、
僕がいた当初、立教の応援団も手段にこだわっていました。

 

僕が下級生だった頃って、
応援中に水飲んだりするのは
「気合が足りない」的な雰囲気だったんです。

 

でも、学ランきて炎天下で絶叫しながら
スタンドを走り回ってるんですよ?

 

学ラン着て走り回ると、めっちゃ暑いんです。

 

イメージ的には、ユニクロのヒート3枚くらい重ねて、
その上にダウンジャケット2枚羽織って
炎天下走り回ってると思ってください。

 

普通に脱水症状起こしますよ、こんなことしてたら笑

 

応援する人が倒れてしまったら、
応援どころじゃありません。

 

「気合い」の発揮するべきところを
履き違えていた典型だな、と思い返すほど思います。

 

おっと、話がズレすぎてしまった。

 

一旦ここまでの話をまとめますね。

 

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色々「斬新」で「常識破り」なことやってる
近畿大学も、ちゃんと「実学教育」という
「建学の精神」(=軸、中心、目的)はブラしていない。

 

「目的」はブラさず、しかし「手段」にはこだわらず、
次々に「常識」破りな手法で広報活動を展開。
(ホリエモンにスピーチさせる、つんく♂プロデュースの入学式など)

 

結果、SNSでの拡散力も手伝い、
ブランドイメージが世間に浸透していった。

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まだまだ近畿大学から学べることはあるので、
続きは次の記事でまた書きますね。

 

今回はいったんこの辺で。

 

あと、記事では語りきれなかったことは、動画で解説してみました。

 

大学の集客だけでなく、
就職活動、スポーツ、営業、恋愛、
どんな場面にもこの考え方は役に立ちますよまじで。

 

竹内

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僕は作文で一文字も書けないくらいの文章オンチでした。

そして、きついこと、つらいこと、続けること、厳しいこと、
ありとあらゆる困難から逃げてきた「ヘタレ」でした。


一浪してやっと立教大学に入るも、
大学では体育会応援団リーダー部の活動で
授業をサボりまくり、2年間留年しました。


そんな僕でも、立教大学卒業後、
起業して2年間で10億円以上の売り上げを
文章だけで叩き出すことができました。


一度も会ったことがない人にも、
50万〜100万のサービスがバンバン売れました。


文章だけで一度も会ったことがない女性を
落とした経験もあります笑


ちょっと意味わからないですよね?


でも、僕に何か特殊能力があったわけではありません。


ただ、「ある人との出会い」と「普通に生きてたら知れない情報」を知ることで、
僕は2年という短期間で生まれ変わったかのように、人生を変えることができました。


結局、「知ってるか知らないか」なんですよね。
能力や才能やセンスではなく。



でも、それは普通にネットを検索しても出てきません。


本当に人生にインパクトを与えるような情報って、
無料の検索手段使ったくらいじゃ、手に入らないんです。


でも、ちゃんとした「人との出会い」があれば、
誰でも手に入れることができるし、「知るだけ」で
いま何歳だろうと、誰にでも習得できることなんです。


「普通の人が知らないこと」を知るだけ。
それだけで、僕は自信もお金も人脈も全て手に入れることができました。



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