最短最速で伸びる人の共通点、守破離とお金と基礎の大切さ

「いくら勉強しても成績が上がらない」

「いくら練習しても上達しない」

「いくら教材を買っても稼げない」

これらの人は、全員原因が共通しています。

「守破離」が分かってない。

あるいは、知っててもバカにしてやらない。

「守破離(しゅはり)」というのは、
もともと茶道、武道、芸術分野の概念です。

それぞれ習得段階を示していて、

守：教えを忠実に守り、「真似する」段階
破：教えに「オリジナルを加える」段階
離：教えを離れ「オリジナルを確立する」段階

師匠や先生から何かを学ぶ際は、
このプロセスで学ぶことが、最短最速で上達する方法です。

ここまでは、普段から多少勉強してる人でも知ってます。

でも、問題は「守破離」の重要度は均等じゃないこと。

「守破離」で一番大事なのは、
ダントツで「守」なんです。

重要度を比率にしたら

守：破：離=８：１：１

でしょうか。

守：破：離=９：0.5：0.5

でもいいくらいです。

「守」というのは、

算数なら「九九」
英語なら「単語」「教科書」
野球なら「素振り」「走り込み」
料理なら「レシピ」
演奏なら「ドレミファソラシド」
ビジネスなら「セールス」「マーケティング」「コピーライティング」

です。

すごく地味で退屈で、やってるうちに
「もうそれはいいよ、できるから」と言いたくなる部分です。

ここ。

「もうこれはいいか」と思ったとき、
そこでそこから先、伸びるかどうかが決まります。

ビジネスであまり稼げない人は、
まだ十分じゃないのに「破」や「離」に移ろうとします。

ビジネスで1円も稼げない人は、
そもそも「守」を最初からバカにしてやりません。

「もっと簡単に稼げる方法はないんですか？」

「すぐにお金が欲しいんです」

といった感じで「一発逆転」「裏ワザ」を求めます。

僕も1円も稼げなかった頃は、
まさにこんな考え方でした。

ネット上で目にする

「初めて1ヶ月目に70万円稼げます！」

「3日で100万円稼ぎました！」

みたいなことが書いてあるページが、
すごく魅惑的に見えました。

なんてことはない、僕の中の
「努力ゼロで、すぐに稼ぎたい」心が、
うずいてただけです。

でももう、この時点でダメ。

野球で言えば、
体力もない、フォームも知らない、
それでホームラン打とうとしてる。

算数で言えば、
「九九」を知らない状態で、
大学合格しようとしてる。

それでホームランを打ったり、大学合格したいのなら、
相手投手を買収するか、裏口入学するしかない笑

それは冗談として。

「守破離」の「守」ってのは、
家でいう「土台」の部分なんですよ。

ノウハウやテクニックってのは、
家でいう「建材」「家具」とかですね。

土台がグラグラした上に、
家を建てようとしたらどうなると思います？

ある程度までは建てられるかもしれんけど、
強風が吹いた時点で倒壊する恐れありますよね？

世界2位の高さを誇る建築物、
東京スカイツリーは634mの高さですが、
それは地下50mにも及ぶ「基盤」が支えています。

「基盤」「基礎」「型」「基本」

これの大事さ、頭では分かってても、
心から分かってる人少ないです。

ぶっちゃけ、個人でビジネスするなら、
ネットビジネスの「基礎」「基本」だけで、
月収100万円くらいは稼げます。

それだけ稼げてないってことは、
守破離の「守」が固まってないってことです。

大学受験でも、東大に合格する人は、
教科書の「徹底理解」の大事さが分かってます。

逆にいくら勉強しても成績が上がらない人は、
色々な参考書や問題集に浮気しまくりで、
結局どれも身につかないまま、受験当日を迎えます。

はい、これは高校3年生の頃の僕のことです笑

そう言えば、経済評論家の勝間和代さんが
当時、公認会計士試験最年少合格記録を
打ち立てた時のエピソードなんですが。

勝間さんは難しい会計の勉強よりも
「簿記3級」の徹底理解に励んだそうです。

当然、公認会計士試験は
簿記3級レベルの知識じゃ太刀打ちできません。

しかし、全ての会計の基礎が、
簿記3級には詰まってます。

ここをどれだけ盤石にするかで、
その後の伸び代が決まると
勝間さんは分かってたんですね。

僕は以前セミナービジネスに関わってましたが、
いくらセミナーに出ても結果が出ない、稼げない人も、
やはり安いセミナーを「つまみ食い」してたんですね。

腹を据えて「基礎」をやらないんです。

「世界初の〇〇テクニック」とか
「驚異の〇〇メソッド」みたいな、

基礎が固まってない人間が手をださないほうが
いいものに、フラフラと浮気してしまうんです。

「基礎」って地味ですからね。

学校の教科書を思い出してみてください。

味も素っ気もなかったですよね？

その点、参考書や問題集は、
カラフルだし、見やすいし、
あれやったほうが良さそうに感じますよね。

本当に大事なことって、
呆れるほどシンプルで、地味なので、
ほとんどの人にバカにされがちなんですよ。

お金を稼ぎたい、結果を出したいなら簡単です。

誰でもできることを
誰もやってないレベルでやりましょう。

お金をドブに捨てたい、挫折したいなら簡単です。

誰でもできることをバカにして、
誰もやってなさそうな最新のノウハウに飛びつきましょう。

僕は「この人から学ぼう！」と
決めた人を見つけたら、徹底的に「真似」します。

その人がブログ書いてたら、
その人と同じレベルで語れるまで読み込みます。

当然、一度読んだくらいじゃ忘れます。

だから、何度も何度も読みます。

「何度もやってるんですけど、、」という人がたまにいます。

「何度もって何回ですか？」と僕が聞くと、
「2回か、3回くらい、、」とバツが悪そうに答えます。

僕は本気で「この人のようになりたい」人がいたら、
100回は最低でもその人の記事を読みます。

「そんなに読む時間ありません」と、思うかもしれません。

でも、くだらないニュースや友人のSNS、
新聞やテレビを見ないだけで、時間は膨大に捻出できます。

トイレの空き時間、食事の後の小休憩、
細切れ時間も活用すれば、100回だって可能です。

「そこまでできない」なら、
「そこまで本気じゃなかった」ということです。

本気なら、誰にでも絶対にできます。

生産性のない愚痴だけの飲み会なんて
全部シカトして構いません。

本気なら絶対に断れます。

甲子園を目指す高校球児は、
朝から晩まで素振りします。

本気だからです。

でも、幸いなことにビジネスで
お金を稼ぐのは、そこまで難しくありません。

甲子園を目指すより、数万倍楽です。

僕の感覚では、難易度は
中学3年生くらいの学力があればOKです。

その程度の難易度で構わないから、
徹底的に守破離の守、「基礎」を血肉にするんです。

現代はいろんな誘惑がありますからね。

スマホ開くと、いろんな誘惑が襲ってきます。

ついつい、ネットサーフィンしたくなる気持ちもわかります。

ついつい、SNS開きたくなる気持ちもわかります。

「裏ワザ」「マル秘メソッド」も魅力的見えるでしょう。

でも、そこでグッとこらえるんです。

参考書ではなく、「教科書」をやるんです。

オリジナルのフォームを考えず、お手本通りに、
バット振ったり、ラケット振るんです。

マジで騙されたと思って、やってみてください。

最初は周囲からバカにされたりしますが、
そのうち全員、何も言わなくなりますから。

あと、以前撮ったyoutubeの動画でも
今回の話は詳しく解説してたので載せておきます。

竹内