稼げない人、挫折する人、自信を無くしやすい人が知るべき成長曲線の話

これはネットビジネスの世界に限らないんですが、
あらゆる世界で失敗する原因の第1位は
「途中で諦めること」です。

ネットビジネスで「稼げない！」「難しい！」と
嘆く人は、諦めるのが早すぎます。

おそらく、「1日5分で稼げる！」とか
「初月にウン十万円稼げた！」的なキャッチを
真に受けて、期待していたからなんでしょうが。

学校の勉強とかもそうですね。

すぐに成績が上がらない、偏差値が上がらないと
「もう嫌だ！」となって受験生は勉強しなくなります。

9割くらいの高校生、浪人生は
諦めてるんじゃないですかね？

ネットビジネスも一緒です。

実践者の9割くらいは、稼げないというより
「稼げるようになる前に辞めた、諦めた」の方がしっくりきます。

では、もう一歩踏み込んで、
「なぜ彼らがすぐに諦めるのか？」と考えると、
単純に「気合が足りない」の一言で片付けられないんです。

ビジネスでも、受験勉強でも、ダイエットでも、
外国語学習でも、これは全部一緒です。

途中で諦める人って、こういう
「成長曲線」を期待してるんですよ。

数学嫌いな人を量産した一次関数、

つまり、「右肩上がりの成長、成果」ですね。

「今月は10万稼げる」

「来月は20万」

「再来月は50万」

・・・・

みたいな期待を膨らませてると、
思わぬギャップに苦しむことになります。

「あれ、初月は1円も稼げなかったぞ？」

「あれ、2ヶ月目も、、なんでなんでなんで？？？」

「・・・あー、もうやってらんね(ポイ」

という感じで。

人は自分が「期待」していたことと
「現実」に落差があるほど、精神的に辛くなります。

人によって「気合」の度合いは違います。

でも、どんなに「気合」がある人でも、
先ほどのような「右肩上がりの成長」を期待してたら、
どこかで心が折れて、脱落します。

要するに、諦めちゃう人って、
期待しすぎなんですよ。

「結果」を求めすぎなんです。

この正反対が、結果を求めすぎない、
つまり「プロセス」を楽しめる人です。

プロセスを楽しめる人は、
そこまで結果に対する執着がありません。

料理をすることそのものが好きな人は、
できた料理がイマイチでもそこまで凹みません。

「あれ、この味付けじゃダメなのか？」

「じゃあ次は、塩をもっと加えてみようかな？」

「・・・うん、さっきより美味しい！」

という感じで、上手くいかなくても
そのプロセス自体を楽しめます。

結果を期待する人は、長い目で見たら
プロセスを楽しむ人には、絶対に勝てません。

結果にこだわるな、というわけではありません。

結果を求めるために、プロセスにこだわる、という感覚です。

プロセスを楽しめるからといって、
結果が出るとは限りません。

でも、そういう人は10年、20年と
続けられるので、やれば確実に上がっていきます。

「一直線の成長、成果」を期待する人は多いですが、
「直線」なんてものは本来、自然界に存在しません。

人間が勝手に作り上げた「人工物」であり、
言うなれば「幻想」です。

ウネウネしたりジグザグしたり、
曲がってるのが「自然」なんです。

そして、結果を出す人は、
だいたいこんな軌跡を描いて成長します。

これは「シグモイド曲線」と言われるんですが、
まあ、そんな名前は覚えんで大丈夫です。

覚えるべきは

「ある時まで全然結果が出なかったものが、
ある臨界点を超えたところでドカンと増える」

ってことです。

画像のAの部分が「臨界点」なんですが、
ここに来る前に大体の人が諦めちゃいます。

(ちなみにこの臨界点を「ティッピングポイント」と言います)

Aに到達するまでの時間を短くしたければ、
根つめてガンガン飛ばすしかありません。

でも、それだと学校に必ず1人はいた、
マラソンとかで最初に飛ばしたせいでバテて、
どんどん後続に抜かれる「出オチキャラ」みたいになります。

・・・はい、小学校時代の僕ですが何か？

なので、当然ネットビジネス始める人は
「稼ぎたい！」って「期待」を持って始めると思うんです。

それ自体は持ってていいんです。

でも、同時にプロセスを楽しむようにすると、
途中で挫折する確率も少なくなります。

というか、ビジネス経験無い人の方が
世の中たくさんなんだから、プロセス
楽しめないと、ほぼ全員挫折しますよほんと。

それは例えるなら、日本語に全く
馴染みがないヨーロッパの人が、
留学せずに日本語ペラペラになろうとするようなもんです。

1ヶ月や2ヶ月で、話せる訳がないでしょ！笑

未経験の世界に飛び込むってのは、
知らないことだらけなので当然です。

でも、語学も勉強自体を楽しめる人は、
いずれ絶対に話せるようになります。

なぜなら、楽しいと辞めないからです。

楽しいと、結果に過剰な期待をしすぎないからです。

僕の知り合いで最長の人だと、
ネットビジネス初めて12年目で
稼げるようになった人がいます。

この人は途中やっぱ挫折してて
やらなかった期間があるみたいです。

でも、やっぱり諦めきれず、
不屈の闘志で頑張ったら、稼げるようになったとか。

さすがに12年ってのは極端すぎますが、
僕だって2、3年は全く稼げない時期ありました。

かと思えば、開始1ヶ月で
100万稼いだ知人もいますし。

半年くらいでサラリーマンの給料分
稼げるようになって、脱サラした人もいます。

僕の場合は、本来やるべきことから目を背けて、
現実逃避や回り道をしてたので、2、3年かかりました。

でも、周りの稼いでる起業家見てみると、
やるべきことちゃんとやってたら、
半年もあれば普通に生活する分は稼げてますね。

開始した時点で、それまでの人生で
積み上げてきた知識、経験が違うので、
成果が出るまでに差があるのは当たり前です。

ずっと進学校で勉強してきた人もいれば、
「ビリギャル」みたく偏差値30台な人もいるようなもんです。

たまに

「ネットビジネスで初月に100万以上稼げるようになりたいです！」

とか大風呂敷広げる人もいますが、それは

「高校3年まで必死に勉強してきた人を
1ヶ月で抜かしたいんです」

と言ってるようなもんで、

それはずっと努力してきた学生に対して失礼です。

・・・これも昔の僕なので、ブーメランになるんですけどね。。。

なので、僕はネットビジネスは
「やれば誰でも稼げる」と断言できます。

ちゃんとした教材で、
ちゃんとした指導者に恵まれれば、
「臨界点」までの時間もどんどん短くなります。

ネットビジネスに限らず、
何でもプロセスを楽しめるようになると、
楽しく成長を実感し、結果もついてきますよ。

竹内

追伸

オススメは日々のやったことを「記録」することですね。

覚えた知識、できるようになったことなど、

スケジュール帳でも何でもいいので、全部記録していくんです。

多くの人は「やること(to doリスト)」は作りますが、

「やったことリスト」は作りません。

ですが、これは脳科学的にも効果が証明されてます。

「意外に頑張ってるじゃん、俺！」と

自分を褒めたくなることもあれば、

「げ、やってるつもりだったけど、全然何もやってない」と

気を引き締め直そうとすることもあるでしょう。

できてなくても、過度に自分を責める必要はありません。

達成した目標を決めて、やるべきことが決まったら、

そこに向けてメニューを消化するつもりで取り組んでいきましょう。