【第2話】「凡人すぎた天才」たち。アダムグラント『オリジナルズ』レビュー&解説

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前回のこの記事の続きです。
【第1話】「凡人すぎた天才」たち。アダムグラント『オリジナルズ』レビュー&解説

 

前回は、
モーツァルト、ベートーベン、バッハ、
ダヴィンチ、エジソン、イーロンマスクなど、

 

「超天才」と言われる人たちでも、
挫折を超味わい、駄作を連発し、
数を超こなすことで名作を生み出した、という話をしました。

 

今回は、「凡人」にとって
さらに希望が湧く話をします。

 

「後発組」の方が成功しているという事実

 

ネットビジネスの世界でも、

 

「先行者利益のチャンスです!」

「後発組は、もう稼げない。。」

 

みたいに、乗り遅れたらもう稼げないという風潮はあります。

 

しかし、世界には「後発組」で
成功した企業はたくさんあります。

 

googleは検索エンジンとしては「超後発」でした。

 

というより、googleが事業を開始したとき、
すでに検索エンジン世界No.1のyahooが、
圧倒的No.1のシェアを誇ってました。

 

それが今やどうでしょう?

 

日本でこそyahooはシェアが高いですが、
世界的に見たら、googleが圧倒的に勝っています。

 

facebookだって「超後発組」です。

 

facebookが流行る前、
アメリカでは「Friendster(フレンドスター)」などのSNSが、人気を博してました。

 

最初は「女子学生の人気投票サイト」だったfbが、
あれよあれよという間に世界No.1になったのです。

 

日本でもソフトバンクは携帯キャリアとしては、
docomo、KDDIという超巨大な企業がいる中、
新たな「第三勢力」として始まりました。

 

その後、やり方に賛否両論はあれど、
ソフトバンクはドコモやauに引けを取らない、
携帯大手キャリアになりました。

 

「後発組でも成功できるんだよ」ってことが
言いたいんじゃありません。

 

この本『オリジナルズ』では、

 

「後発組の方が成功しやすく、
先発組(先行者)の方がその後、倒産しやすい」

 

というデータが取れてしまったと書いてあります。

 

まあ、無くはないことですよね。

 

だって、「後発組」は先行者が考えたアイデアを
「パクリ放題」なわけですからね。

 

そっくりそのままパクったら「犯罪」ですけど、
ちょっとアレンジしたら、それは「応用」です。

 

「回転寿司」のレーンだって、
あれはもともとビール工場のベルトコンベアから
着想を得て生み出されたものです。

 

先発組の回らない寿司屋は、
「あんな不味そうな寿司屋が流行るわけない」と
最初はバカにしていました。

 

しかし、その後回転寿司はみるみるシェアを伸ばし、
回転寿司に閉店に追い込まれた「回らない寿司屋」さんは、数知れません。

 

僕はいまだにしょっちゅう

 

「もうネットビジネスは稼げない」

「ライバルが増えすぎて、稼げなくなった」

 

と主張する人に出会うのですが、
思考停止しているとしか思えません。

 

ライバルがいくら参入してこようが、
それ以上のコンテンツを作れれば、
稼げないワケがありません。

 

「価値あるコンテンツを作る力が無いから、
ライバルが少ない内しか、稼げなかった」だけです。

 

次。

 

「偉大な成功者」ほど、リスクを恐れている

 

これは意外かもしれませんが、
リスクを取って果敢に挑戦しているように見える
「先駆者」は、実は人一倍リスクを恐れている、
という結果が出たそうです。

 

著者のアダムグラントは、
現在では世界でもっとも革新的な企業と呼ばれるメガネ通販会社、
「ワービーパーカー」への出資を、最初断ってしまったそうです。

 

なんでも、創業メンバーがモタモタしていて、
「この会社は伸びないだろう」と判断したそう。

 

しかし、アダムグラントの予想に反して、
ワービーパーカーは破竹の勢いで成長しました。

 

アダムグラントは、とてつもなく面食らったとか。

 

「あんなモタモタしていた奴らがこんなに成功するなんて!」

 

って感じでしょうか。

 

これは僕も、思い当たる節があります。

 

僕も年収数千万〜億稼ぐ人たちは、
さぞかしリスクを恐れずガンガン行動する人たちかと
実際に近くで仕事させて頂くまでは思っていました。

 

でも実際には、彼らは
「そこまでやる?」と驚くほど、
入念に計画を練っていました。

 

でも、行くときは一気に行く。

 

行くときは、一切ためらわないんです。

 

僕の中での「成功者像」が、書き換わった瞬間でした。

 

仕事ができる人が使うブラウザ

 

仕事がデキる人と出来ない人では、
使っているブラウザが異なる傾向が見られたのだとか。

 

仕事がデキる人が使うブラウザは、
「firefox」や「google chrome」が多かったのに対して、

 

仕事ができない人が使うブラウザは、
「IE」や「safari」が多かったのだと。

 

前者と後者の違い、わかります?

 

前者は最初から備え付けられてないから、
自分でダウンロードしなきゃいけないブラウザ。

 

後者は最初からパソコンやスマホに
搭載されてるデフォルトのブラウザです。

 

使い勝手に関して言えば、「IE」や「safari」は、
「firefox」や「google chrome」には足元にも及びません。

 

でも、「IE」や「safari」も、
使えるっちゃ使えるんです。

 

これ、何が言いたいかというと
仕事がデキる人は与えられた環境を疑う、ということ。

 

対して仕事ができない人は、
与えられた環境を「そういうもの」と考える。

 

いや、厳しいことを言えば、
これは何も考えてない。ただの思考停止。

 

これは人生のいろんな場面で当てはまります。

 

「受験勉強して、いい大学に入れば勝ち組」

「就職活動で、有名企業に内定決まれば勝ち組」

「月曜から金曜まで我慢して働き、家を建てて、結婚して家族ができれば幸せ」

 

これらのどれか、あるいは全部を一切疑うことなく
「そういうもの」と受け入れてる人はまだまだ多い。

 

自分の意志で、他の選択肢も考慮した上で
それを選んだワケじゃない。

 

「そういうものだからそうしてる」人が、ほとんどだろう。

 

幸いにも、僕は2番目の立教大学留年時、
「就活」の段階で「本当にこれでいいのか?」と疑問を持つことが
できたから、思考停止人生からの脱出に成功した。

 

ギリギリのところで、
自分の気持ちに正直になることができた。

 

そしたら、「我慢」とは
限りなく無縁の人生が待っていた。

 

いやでも、ほんと周りの年収7桁以上稼いでる人も、
みんな「そういうもの」なんて考えてない。

 

あらゆるものを1回は疑うクセがついてる。

 

誰もが「そういうもん」だと言うことも、

 

「本当にそうなのか?」

「もっといい選択肢があるんじゃないか?」

 

と考える、批判的精神を身につけてる。

 

てか、この思考を身につけないと、
ビジネスで稼ぐのはかなり厳しい。

 

流されるままの人生が送りたいなら、
大人しくサラリーマンのままでいた方がいい、いやマジで。

 

「深さ」を極めるには、「広さ」も大事

 

最初に「偉大な天才」と言われる人たちでさえ、
「数打ちゃ当たる」式に数をこなしてきたって話しました。

 

でも、数撃ってるだけじゃ不十分なんすよね。

 

数撃ってるとある程度まではいけるけど、
途中でどうしても「頭打ち」するんですよね。

 

例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチは、
絵画の世界でアイデアが頭打ちになったとき、
「光学」の勉強に明け暮れます。

 

明け暮れた、と言うと響はいいけど、
要するに「現実逃避」したんです。

 

しかし、この「現実逃避」が、
予期せぬ結果を招きます。

 

「光学」の勉強で得た着想を元に、
絵画のアイデアが、ダヴィンチにフツフツと湧いてきたんです。

 

全てにおいて言えることですが、何かを極めようと思ったら、
その「何か」だけをやってても、いずれ頭打ちになります。

 

ビジネスでもそうです。

 

コピーライティングを勉強すると、
「売れる文章」が次々に書けるようになります。

 

でも、コピーライターで本当に優秀な人は、
コピーライティングだけを勉強はしていません、絶対に。

 

マーケティング、セールス含め、
ビジネス全般の勉強をしています。

 

それで月に100万円くらいなら稼げます。

 

でも、それ以上を目指すなら、それだけでもダメで。

 

今度は一般教養というか、
ビジネス以外の知識も学ぶ必要が出てきます。

 

これは、幼稚園の砂場で遊んだ経験が
あるなら、分かると思います。

 

深い穴を掘ろうと思ったら、
広い穴を作らなければいけないんです。

 

腕一本くらいしか入らない穴だと、
自分の肩の部分までしか、腕が入らないですから。

 

そうやって、いろんな分野の知識が「かけ算」されて、
それが「オリジナリティ(独創性、個性)」になります。

 

「個性」「ならでは」というのは、「組み合わせ」なのです。

 

最後に

 

この本の最後に、こう締めくくられてました。

 

===================

「オリジナルでいる」ことは、
幸せに至る道としては、決して簡単なものではない。

 

しかし、それを追い求めることの幸せは、何にも代えがたいのである。

===================

 

最後の一行に、鬼ほど共感します。

 

レールの上に乗っかった人生の方が、
気楽でいいのかもしれません。

 

レールから外れた人生は、
予期せぬ出来事、出会い、偶然の連続です。

 

「変化」が嫌で、ルーティンな毎日が好きな人には、
向いていないと僕は思います。

 

しかし、断言できるのは、
一度「オリジナル」な人生の味を知ってしまうと、
二度と「量産型」の人生なんて、送れないってことです。

 

どんなに大変なことがあっても、です。

 

逆境に遭遇しても、魂が喜んでるのがわかります。

 

悩み、苦しむことができるのは、
変わりたい、成長したいと思う人間の専売特許です。

 

しけた顔して「世の中そんなに甘くない」とか、
悟ったようなこと言うオッさんには、許されないご褒美です。

 

最後に、「オリジナルズ(クリエイティビティ)」というのは、
一部の人だけに許された才能とかセンスじゃないです。

 

この本でも解説されてますけど、
もうすでに、自分の中に眠ってるものです。

 

それを掘り起こすだけ。

 

そのために必要なのは、「その気になる」ことだけ。

 

「自分には何もない」「自分らしさが分からない」と
感じている人に、希望を与えてくれる名著だと思いました。

 

読む必要無いって言ったけど、
もし読みたければ以下からどうぞ。

 

 

この記事で解説しきれなかったことに関しては、

動画でも解説しました。

 

あと、アダムグラントがTEDでこの話について

話してる動画も載せておきます。

 

 

前回の記事はこちら

【第1話】「凡人すぎた天才」たち。アダムグラント『オリジナルズ』レビュー&解説

 

アダムグラントの『GIVE&TAKE』についての解説も、以下の記事でしてます。

→ 【第1話】全人類必読の書、アダムグラント『ギブアンドテイク』の書評&感想

 

竹内

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僕は作文で一文字も書けないくらいの文章オンチでした。

そして、きついこと、つらいこと、続けること、厳しいこと、
ありとあらゆる困難から逃げてきた「ヘタレ」でした。


一浪してやっと立教大学に入るも、
大学では体育会応援団リーダー部の活動で
授業をサボりまくり、2年間留年しました。


そんな僕でも、立教大学卒業後、
起業して2年間で10億円以上の売り上げを
文章だけで叩き出すことができました。


一度も会ったことがない人にも、
50万〜100万のサービスがバンバン売れました。


文章だけで一度も会ったことがない女性を
落とした経験もあります笑


ちょっと意味わからないですよね?


でも、僕に何か特殊能力があったわけではありません。


ただ、「ある人との出会い」と「普通に生きてたら知れない情報」を知ることで、
僕は2年という短期間で生まれ変わったかのように、人生を変えることができました。


結局、「知ってるか知らないか」なんですよね。
能力や才能やセンスではなく。



でも、それは普通にネットを検索しても出てきません。


本当に人生にインパクトを与えるような情報って、
無料の検索手段使ったくらいじゃ、手に入らないんです。


でも、ちゃんとした「人との出会い」があれば、
誰でも手に入れることができるし、「知るだけ」で
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