【第1話】全人類必読の書、アダムグラント『ギブアンドテイク』の書評&感想

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「これを全人類が読んで実践したら、確実に世界が変わる!」

 

と断言できる本があるので紹介します。

 

それがこちら。


GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

 

著者のアダム・グラントは、
全米でトップのビジネススクール、
「ウォールトン校」の史上最年少終身教授で、組織心理学者です。

 

日本語にも「ギブアンドテイク」って言葉は
「与えたら返してもらえる」って意味で広まってますけど、
これはそんな陳腐な内容が書かれているわけではありません。

 

僕自身の経験からもそうですし、
成功している起業家、経営者、年収で「億」を超える
人たちは、この本に書かれていることに「完全に同意」しています。

 

逆に、人生が上手くいってない人は、
例外なく、この本に書かれている内容と真逆のことやってます。

 

それはもう、面白いくらいに真逆です。

 

ビジネスだけでなく、私生活に至るまで、
この本に書かれてることをちゃんと実戦すれば、
絶対に上手くいくと断言できます。

 

まず、著者のアダムグラントは、
世の中の人間は3種類に分けられると言います。

 

1.ギバー(giver)
2.テイカー(taker)
3.マッチャー(matcher)

 

それぞれ解説していきますね。

 

1.ギバー(giver)とは?

 

文字通り「与える人」であり、
ギバーは自分の持っているものを人に与えることを
惜しまない利他的な人です。

 

困っている人がいたら、自分には特に利益が無くても、
率先して人を紹介してくれたり、相談に乗ってくれます。

 

そして、社会全体でもっとも経済的、精神的に
豊かで幸せに成功している人は、ギバーだという調査結果が出たそうです。

 

これは何となく分かりますよね?

 

しかし、驚くべきはここからです。

 

反対に、社会全体でもっとも経済的、精神的に
貧しく、不遇をかこっている人も、ギバーだったのです。

 

貧乏人にはギバーが多かった、ということです。

 

これはどういうことなのか?

 

その説明をする前に、テイカーの説明を先にしますね。

 

2.テイカー(taker)とは?

 

これは「take(受け取る)」という文字を使っている通り、
人から受け取りたがる人、与えずに自分ばかり欲しがる利己的な人を指します。

 

テイカーは常に自分の利益や得を優先し、
権利はここぞとばかりに主張します。

 

なので、自分が得をしないとわかると、
露骨に人を非難したり、攻撃的になります。

 

amazonでやたらと低評価をつけている人には、
このテイカーが多いですね。

 

「読んだけど何も得られなかった、金返せ!」

 

という論理で、自分の読解力は棚に上げて、
全て他人に責任をなすりつけようとします。

 

あなたの身の回りでも、心当たりありません?

 

自分のことばかり考えて、
人にお願いはしても、こちらがお願いしても
何もしてくれない人が。

 

そういう人には、もう何もしてあげようと思わないですよね?

 

で、利己的なテイカーは厄介なことに、
テイカー同士でつるむ傾向があります。

 

類は友を呼ぶじゃないですが、
「気があう」んでしょうね。

 

「聞いて!うちの旦那ってこんなにひどいの!」

「ほんと!最低ね!うちの旦那もね〜」

 

というおばさん同士がファミレスやカフェで
「愚痴、悪口大会」を盛大に開催してるところに
僕もたまに遭遇しますが、その度にテイカー同士の
傷の舐め合いの醜さを感じます。

 

自分もふと気を緩めたり慢心すると、
こうなるかもしれないので、気をつけようと感じます。

 

さて、まだ解説することはあるんですが、
先にマッチャーの説明を先にします。

 

3.マッチャー(matcher)とは?

 

これは「マッチ(match)」=合わせるという言葉の通り、
「ギブ(与える)」量と「テイク(受け取る)」量の帳尻を
合わせようとする人、ですね。

 

「自分がこれくらいしてあげたんだから、
これくらい受け取ってもいいだろう」

 

「あの人は自分に何もしてくれてないから、
今助けてあげる義理はないな」

 

など、マッチャーはとても打算的、
計算高い、と言えますね。

 

で、この3つのタイプなんですけど、
特に今回解説したい重要なタイプは
「ギバー」と「テイカー」です。

 

一般的な「ギブアンドテイク」は大間違い

 

おそらく日本中に広まってる
「与えたらそのぶん返してもらう」って意味の
ギブアンドテイクは、この本でいうところの「マッチャー」です。

 

ですが、断言できますが、
マッチャーはたいして成功しません。

 

自分の身に置き換えて考えたら

 

「この人に何かしてもらったら、何かお返ししてあげないといけない」

 

ってプレッシャーは、嫌じゃないですか?笑

 

でも、マッチャーの人って、
口には出さなくても態度や表情、行動で
相手に無言のプレッシャーを与えてるんですよ。

 

ギバーが成功すると言うと、テイカーの人から

 

「でも、何かしてあげたのに見返りが無かったら、嫌じゃないですか?」

「何もお返しが無かったら、損じゃないですか?」

 

という不満が噴出します。

 

違うんですよねー

 

ギバーは「与えることそれ自体」が喜びなので、
別に「見返り」なんて求めてないんです。

 

これはテイカー人生に浸かってきた人には、
口でいくら言っても全く理解されません。

 

かく言う僕も、大学生になるまでの約20年間、
ずっと「テイカー人生一色」だったので、かなり苦しんだんですけどね。

 

きっかけは、立教大学に入学して、
体育会応援団リーダー部に入部したことです。

 

応援団リーダー部ってのは、
野球応援とかのとき、スタンドで学ラン着て
「フレフレ」叫んだりして、応援をリードしている人たちのことです。

 

応援団って、基本的に先輩に
褒められることがないんですよ。

 

「選手が勝ったら選手が頑張ったから、
選手が負けたら応援が足りなかったから」

 

と言う論理で、どちらにせよ試合後は先輩に怒られます。

 

毎回、声が出なくなり、疲労でぶっ倒れるまで
応援することを要求されるんです。

 

で、試合に選手が勝っても、
それは僕らの「成績」にはならない。

 

だから、本当に「見返り」なんてありません。

 

なのに、徹底的に選手のために応援しろと言われるし、
全力で応援しても絶対に怒られるから、割に合う合わないとか
そう言う次元はとっくに超越してる世界です。

 

「なんで俺、こんなことやってるんだろ」

 

って思ったことは星の数ほどあります。

 

それまでそんな環境味わったことが無いので、
最初はさっぱり理解できませんでした。

 

それが、応援団を続けて2年目くらいになった頃ですかね。

 

神宮球場に野球の試合を観に来るお客さんから
「あなたのこと、応援してる」なんて言われることが
とても多くなってきたんです。

 

1人や2人じゃありません。
数十人単位です。100人以上いたかもしれません。

 

それまでの僕の人生で、初めての出来事でした。

 

何も見返りがないけどとにかく頑張ってたら、
いつのまにか逆に「応援」されてたんですよ。

 

20年間生きてきて、その時初めてわかりましたね。

 

「ああ、見返りを求めないで頑張ってたら、
欲しかったもの以上の見返りもらえるんだ」と。

 

そこから、見返りのない「応援」という行為が、
純粋に楽しくなったんですよ。

 

いや、違うな、応援が楽しかったというより、
「選手のため」に頑張るのが楽しいというか。

 

で、試合後に予期せず
「今日は本当にありがとう」なんて、
選手に言われたら、その喜びって半端じゃないものです。

 

心の底からジーンっと湧き上がって来るというか、
言葉にしようとするほど陳腐になりそうだから言葉にしたくない、
そんな感覚です。

 

最終的に、大学4年間で1000人以上の
「応援団の応援団」に出会えました。

 

それまで自分のことばかり考えていた自分には、
考えられないほど多くの「応援者」がついていました。

 

その時の経験は、今自分でビジネスをする上で、
とても役に立っています。

 

独立して、自分でビジネスしてみるとわかりますが、
自分の見返りばかり求めてたら、絶対にお金は稼げません。

 

稼げなくても、上司や同僚、会社に
不満を言うことはできません。

 

独立、起業したら全て「自己責任」です。

 

ビジネスというと「冷めてる」というイメージを
持つ人もいるようですが、僕はそうは感じません。

 

僕も困っている人がいたら人を紹介したり、
色々な人の相談に無償で乗ることはありますが、
そうしていると、忘れた頃に大きな「見返り」がポンっと入ってきます。

 

自分の力だけじゃ到底会えないような
「有力者」を紹介してもらったり。

 

自分独りの力じゃ、一生かかっても
辿り着けないコピーライティングの極意を教えてもらったり。

 

ちょっと近年、
「テイク」しすぎてると感じるので、
僕ももっともっと、与えていきたいですね。

 

長くなったので、続きはまた以下の記事に書きました。

→ 【第2話】全人類必読の書、アダムグラント『ギブアンドテイク』の書評&感想

 


GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

 

ついでに、書籍『GIVE&TAKE』(アダムグラント)について
解説した動画を貼ってきます。これもかなり好評でした。

 

ブログでは解説しきれないところまで解説してみました。

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僕は作文で一文字も書けないくらいの文章オンチでした。

そして、きついこと、つらいこと、続けること、厳しいこと、
ありとあらゆる困難から逃げてきた「ヘタレ」でした。


一浪してやっと立教大学に入るも、
大学では体育会応援団リーダー部の活動で
授業をサボりまくり、2年間留年しました。


そんな僕でも、立教大学卒業後、
起業して2年間で10億円以上の売り上げを
文章だけで叩き出すことができました。


一度も会ったことがない人にも、
50万〜100万のサービスがバンバン売れました。


文章だけで一度も会ったことがない女性を
落とした経験もあります笑


ちょっと意味わからないですよね?


でも、僕に何か特殊能力があったわけではありません。


ただ、「ある人との出会い」と「普通に生きてたら知れない情報」を知ることで、
僕は2年という短期間で生まれ変わったかのように、人生を変えることができました。


結局、「知ってるか知らないか」なんですよね。
能力や才能やセンスではなく。



でも、それは普通にネットを検索しても出てきません。


本当に人生にインパクトを与えるような情報って、
無料の検索手段使ったくらいじゃ、手に入らないんです。


でも、ちゃんとした「人との出会い」があれば、
誰でも手に入れることができるし、「知るだけ」で
いま何歳だろうと、誰にでも習得できることなんです。


「普通の人が知らないこと」を知るだけ。
それだけで、僕は自信もお金も人脈も全て手に入れることができました。



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